「つくり手」というようにとうふ職人にとって大切なのは「手」だと思います。こればかりは嘘がつけません。寒い冬の日も、あつい夏の日も、冷たい水と熱い蒸気の中でとうふづくりは行われます。 とちぎ屋の揚場の仕事は、女性陣の仕事場です。 野菜を1つ1つカットし、たねを1個1個心をこめて、丁寧に揚げています。 実は、たねを丸める時のポイントは、熱い油をちょっと手のひらに塗るのです。そうするとたねが丸めやすく、いい形におとすことが可能です。普通の人が見たら、驚きの光景ですが、つくり手の手というのはつくるものに合わせて、性格も感じ方も変わっていくのかもしれません。 このつくり手の手の味わいをぜひ感じていただきたいと思います。